下表はDTSの代表的な用途の一つであるプラント設備表面温度監視を例として、他方式との特性比較の一覧です。
DTSは低コストで精細な広範囲温度分布監視を実現しますが、より有効にご使用頂くために下記の特性比較を是非ご参照ください。
DTS | 熱電対 | サーモグラフィー | |
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温度測定 概念図 |
![]() 光ファイバ自身がセンサーとして機能。広範囲の温度分布を測定 |
![]() 多数の熱電対を配置して多点の温度を計測 |
![]() 対象表面の赤外線放射強度分布から温度分布を画像化 |
測定方式 | 接触式 | 接触式 | 非接触式 |
測定温度 | -190〜600℃ (光ファイバーによる) |
-200〜1000℃ (K熱電対) |
常温〜2000℃ (レンジ切替) |
温度測定 エリア |
非常に広い 2〜8 km/ch |
広い 数十〜数百m |
非常に狭い 視野角20°程度 |
測定箇所数 | 非常に多い 数千〜数万点/ユニット |
実用上制限 数十〜数百点/システム |
非常に多い 数万点/1台 |
空間連続性 | 高い 連続温度分布情報を反映 |
なし 測定点のみの間欠測定 |
非常に高い 視野内の連続温度分布情報 |
狭小範囲対応 | 低い 長手方向1m程度 |
高い 数cm程度 |
非常に高い 数mm程度 |
防爆対策 | 不要 | 必要 | 必要 |
実用上重要 な利点 |
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実用上重要 な制約 |
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注)上記の比較は弊社調査に基づく見解であり、全ての案件に適合するとは限りません。